ホントにすごいですよね、この人…。
小田和正の「自己ベスト」のCD売り上げが200万枚を突破した。
新聞でも大きく取り上げられてました。
もうすぐ50歳というのに、あの高音は衰えを知らない。
私が来る日も来る日も聞いていた(当時はレコードだけど)30歳代と
まったく変わらない。むしろ、それ以上ではないか、と思われる時がある。
「さよなら」のリメーク、「秋の気配」のリメーク。
自己ベストを買った当初は「なんか違う」だったが、
今では、これが小田さんの本当にやりたかった曲なのでは、と思う。
雑誌か、楽譜の中に入っていたインタビュー記事で、
小田さんがこんなことをしゃべっている。
「昔は、ボーカルなんてどうでもいいと思っていた。
曲が大事だと。歌は副次的なもんだね。
でも、それが最近はボーカルをしっかりと伝えたいと思うようになった。
そうすると、ボーカルの重要さが分かった」
昨年だったか、風邪を理由に、ツアーを中止した。
程度は分からないが、少しでも喉に異変があるままに歌うことに
プライドが許さなかったのかもしれない。
単なるわがままなともとれるが、
つい許してしまう。
自己ベストを購入してから、CDは未だに車のCDチェンジャーの中にある。
ことあるたびに「5番目」を聞いている。
長男を朝、保育園に連れて行くときはいつもこの曲がかかっていた。
「ゆらゆらゆら 心は揺れる」…。CD1曲目「キラキラ」の最初のフレーズだ。
今や、小学2年生となった長男は、少なくとも2年間は毎日聞かされた。
そして車に乗って出かけるとき、「キラキラ」がかかると
長男は「ゆらゆらゆら こころはゆれる」と
最初フレーズだけ曲に合わせて、口ずさんでいる。
長男はこれがいまどきのハヤリの歌だと思っているかもしれない。