朝、テレビをボーと見ていた。チャンネルはケーブルテレビの「アニマル・プラネット」。ワニの特集らしかった。特に見たかったわけではなかったが、なんとなく1時間番組を堪能した。
ワニといっても、アリゲーターや、クロコダイルなんて名称を聞いていたが何の違いがあるのか知らなかった。ワニには3科あって、アリゲーター科、クロコダイル科があるなんてのも知らなかった。なんにも知らなかった。そう痛感した。
さらに、沼地の「管理人」だったことも初めて知った。春になると水の流れが滞らないように、煩雑な木々などを「掃除」するのだという。常に新鮮な水が流れ込む環境を作ることで、豊富な魚が育ち、それをとりに来る鳥や動物を、ワニがまた狙う。獲物のために、沼を管理していた。
2億年前からその姿は変わらない。あまりにも想像もつかない長い年月なので、その歴史を感じるなんて大それた言葉は使えない。
自然は大きすぎる。